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論文

Dynamics of $$^{137}$$Cs in water and phyto- and zooplankton in a reservoir affected by the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant Accident

辻 英樹*; 中川 惠*; 飯島 和毅; 舟木 泰智; 吉村 和也; 佐久間 一幸; 林 誠二*

Global Environmental Research (Internet), 24(2), p.115 - 127, 2021/06

2014年から2017年にかけて福島第一原子力発電所事故の影響を受けたダム湖において湖水およびプランクトンを採取し、その放射性セシウム濃度の変化について調査した。その結果、湖水中の溶存態$$^{137}$$Cs濃度は夏に高く、冬に低い季節変動を示すことが明らかとなった。一方でプランクトン中の放射性セシウム濃度については季節的な影響はほとんど認められなかった。湖水からプランクトンが取り込む$$^{137}$$Cs量は1.4%未満であり、湖全体における放射セシウムの動態を考える上でその影響は非常に小さいと考えられる。

口頭

福島県内のダム湖における水・プランクトン態の放射性セシウム動態

辻 英樹*; 林 誠二*; 舟木 泰智; 飯島 和毅

no journal, , 

本研究では、ダム湖における放射性Csの挙動を明らかにするために、湖水の溶存態ならびにプランクトンを主とする懸濁態の放射性Csの実態について調査を行った。その結果、湖水全サンプルの溶存態$$^{137}$$Cs濃度は0.27-0.56Bq/Lの範囲にあり、8月では表層に比べて底層で高い傾向が見られたが、11月では上下層間で差はほとんど見られなかった。また、プランクトン単位重量あたりの$$^{137}$$Cs濃度は、サンプル間で0.32-47Bq/gと異なり、周辺の溶存態$$^{137}$$Cs濃度に対するプランクトン重量あたりの$$^{137}$$Cs濃度の比は、1.1$$times$$10$$^{3}$$-1.3$$times$$10$$^{5}$$L/kgを示した。同時期、同地点での動物・植物プランクトン間の$$^{137}$$Cs濃度の違いは顕著ではなかったが、いずれの地点でも8月に比べて11月の方が、$$^{137}$$Cs濃度が高い傾向が見られた。8月から11月にかけて動物プランクトン相の変化が確認されており、体内への放射性Csの取り込みやすさが種で異なった可能性が示唆された。

口頭

水温・溶存酸素濃度環境を考慮したダム湖底質からの$$^{137}$$Cs溶出現象再現モデルの構築

辻 英樹*; 林 誠二*; 東 博紀*; 佐久間 一幸; 吉村 和也; 舟木 泰智; 中西 貴宏; 鶴田 忠彦

no journal, , 

福島第一原子力発電所近傍のダム湖では湖底堆積物からの$$^{137}$$Cs(以下、「Cs」)溶出が生じており、湖底の水温上昇および酸素濃度の低下に伴ってCs溶出速度は上昇する。化学的メカニズムとして、Cs溶出速度は主に間隙水と直上水中におけるNH$$_{4}$$$$^{+}$$等の共存溶存物質の動態に規定されることから、本研究では底質中と底質から直上水へのCsの拡散移動現象を再現するモデルを構築し、ダム湖心部の不撹乱底質試料を用いた静置溶出試験による底質間隙水中Cs濃度分布等の結果に対する適用を試みた。底質固相から間隙水へのCs供給量は有機物の微生物分解と鉱物粒子-間隙水間の化学的再分配によって規定され前提のもと、有機物分解速度等のパラメータを計算式に組み込んだ。また底質中のCsの固液間分配はCs捕捉ポテンシャルの式によって平衡状態が定められると仮定し、間隙水中のK$$^{+}$$・NH$$_{4}$$$$^{+}$$濃度からCs分配係数を求め、分配平衡に達するまでの速度を考慮した式(Fiengo-Perez et al., 2015)を導入した。その結果、嫌気および好気条件における溶存態Cs濃度の底質中鉛直分布および直上水への拡散速度を同時に再現することができた。今後は有機物分解速度等を別途測定することでモデルの精緻化を進める必要がある。

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